無事ゲット。
冬になると週に一度、決まった音楽が家の前の道路から聞こえてくる。
灯油の配達でござる。
おお! 今、うちのは2つカラになっていますよ!
今行くよ~!
と、玄関先に待機させていたポリタンクを持って、ドアを開け、玄関前に設置する。
お財布も用意して5分くらい待っていると、ドアをたたく音がする。
「今年もよろしくお願いします」とか言われてこっちもごにょごにょ返しながら料金を支払って満タンのポリタンクをもらってドアを閉める。
ああ、これでしばらく寒い日が続いたって大丈夫だよ。
近頃連日徹夜で働いているオットも灯油とコタツさえあれば風邪をひかないはず(←とても丈夫。)
今週末は灯油を買いに行くのが厳しそうだったから今日入れられてホントよかったよ。
家にいるだけで灯油がゲットできるなんてなんて素敵な町内なんじゃろう。
灯油の配達って便利なんだな。
うちはこういうシステムではなかったけれど灯油の配達してたなぁ。
ガソリンスタンドだったから。
冬にはいつもチチと軽トラに乗って何軒も配達したもんじゃった。
一緒に灯油を運ぶと、その家のお母さんによくほめられた。
「いい息子さんねぇ」と言われて、無口なチチは聞こえるギリギリの小さな声で否定していたもんじゃった。
灯油運び過ぎて、中三の今頃は右手が腱鞘炎になったもんな。
左手でノートをとりながら「中高一貫校に通ってて高校受験しなくていいこと」を初めてよかったと思ったもんな。
ま、とにかく今夜も明日もあったかく過ごせそうでめでたしめでたしであります。